[原子力産業新聞] 2009年1月29日 第2463号 <4面> |
原産イノベーション・セミナー募集開始原産協会は2月27日午後、東京千代田区の経団連会館で「原産イノベーション・セミナー」を開催する。「巨大複雑系システムの信頼性を如何に高めるか」をテーマに、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の立川敬二理事長を講演者に迎える。山脇道夫・東京大学名誉教授をコーディネーターとし、会場とのディスカッションの時間も設ける。 立川理事長は、「原子力も宇宙開発も、集中巨大型産業という点で共通している」と指摘。通信業界から宇宙へ華麗なる転身を遂げ話題を呼んだ同理事長の、異分野ながら常に最先端分野を牽引してきた経験から、原子力産業界へも有益な示唆が得られるものと期待される。 山脇名誉教授は、「次々とロケット打ち上げを成功させてきているJAXAの宇宙開発事業の成功の秘訣をその責任者から直々にうかがうとともに、どちらかと言えばトラブル続きの、やはり複雑系システムである原子力へのアドバイスとエールをいただきたいものとの願いから企画した」、「ディスカッションの時間を設ける。多くの中堅、キーマンや第一線の方々に、参加してもらいたい」と意欲を示している。 セミナー開催時間は午後3時から5時、定員100名。参加費は会員3000円、会員外5000円。参加希望は原産協会企画部までメールまたはFAXで。 innovation@jaif.or.jp FAX 03―6812―7110 |