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[原子力産業新聞] 2009年2月5日 第2464号 <3面>

ベツナウ原発の機器を取替えへ スイスNOK社

北東スイス電力会社(NOK社)は1月20日、ベツナウ発電所の運転寿命延長計画にともない、2013年までに1、2号機(各PWR、38万kW)の圧力容器上蓋を取り替えることになったと発表した。制御棒駆動装置の取替えも予定しており、同発電所の安全性と信頼性維持を目的とした1億スイス・フランの投資の一部だとしている。

なお、寿命延長措置を施した同発電所、およびミューレベルク原子力発電所が2020年まで稼働した後のリプレースとして、NOK社を擁するスイス最大手の電力会社であるAXPOグループは昨年12月、160万kW級原子炉2基の建設について包括的な認可申請をスイス政府に提出した。最終的な判断が下されるまでには関係自治体や内閣、議会の承認が必要となるほか、国民投票の実施などで長期の時間がかかると予想される。このためNOKでは、それまでの期間、ベツナウ発電所を確実に操業できる状態にしておくという狙いがあるとしている。


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