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[原子力産業新聞] 2009年2月19日 第2466号 <3面>

英の新規市場狙いJV創設 イベルドローラとGDF−スエズ

スペイン最大手の電力会社であるイベルドローラ社と欧州第2位のエネルギー企業であるGDFスエズ社は4日、英国の新規原子力発電所建設計画に参入するため、50対50の出資比率で専用ジョイント・ベンチャーを立ち上げると発表した。

この発表の約2週間前、イベルドローラ社は同じ目的で英国のスコティッシュ&サザン・エナジー(SSE)社との合弁企業立ち上げ計画を公表。「今後、追加のパートナーを加えることも視野に置いている」とコメントしていた。今回、新たな合意が結ばれたことで、イベルドローラ社とGDFスエズ社のJVは、SSEとも協力しつつ英国の原子力デコミッショニング機構(NDA)による新設用地売却手続きに参加することになった。

GDFスエズ社は昨年7月に、仏ガス公社(GDF)とエネルギー環境事業大手のスエズ社が合併して成立したエネルギー企業で、フランスで2基目のEPR建設計画にも加わることになっている。


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