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[原子力産業新聞] 2009年2月26日 第2467号 <4面>

日立GE社臨海工場他 活況呈する大工場の現場 工場増設し国内外需要に対応

日立GEニュークリア・エナジー社は、日立製作所と米国ゼネラル・エレクトリック(GE)社が共同して世界的な戦略提携を構築するために、米国と日本にそれぞれ設立した新会社のうち、07年7月1日に日本に設立した会社。日立が約80%、GE社が約20%を出資して資本金50億円、本社を日立市に置いている。日立の従来からの原子力関連事業を継承し、従業員は約1500名。

原子力事業の主力工場は、日立事業所の「臨海工場」(日立市大みか町/原子炉主要機器の設計・製作・品質保証)と「埠頭工場」(日立市久慈町/機器の組立・モジュール化)で、現在、中国電力の島根3号機(ABWR、137万3000kW、2011年12月営業運転開始予定)と電源開発の大間発電所(ABWR―フルMOX、138万3000kW、2014年11月営業運転開始予定)向けの機器製造、組立てが最盛期を向かえ、活況を呈している。


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