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[原子力産業新聞] 2009年3月19日 第2470号 <1面>

「再発防止に万全」 柏崎刈羽所長 火災多発で陳謝

東京電力の高橋明男・柏崎刈羽原子力発電所長は12日の定例記者会見で、5日の1号機での火災をはじめ同発電所では火災が中越沖地震以降、8件発生していることに対して、「地域の皆さんにたいへん心配をかけ、心よりお詫びする」と陳謝した。

高橋所長は、6日に柏崎市消防本部から求められた火気・危険物取扱い作業の見直しに関する改善計画書の提出や、11日に行われた泉田・新潟県知事、会田・柏崎市長、品田・刈羽村長の三者会談でも「防災体制の強化」を求められたことについて、「深く反省するとともに、再発防止策について万全を期す」と述べた。同改善計画書の妥当性が認められるまでは、7号機の起動試験入りの地元合意が困難なものになったと受け止められている。

一方、同所長は1〜6号機の点検・評価の進捗状況についても説明。

6号機は2月13日に燃料装荷作業が完了し、26項目の系統機能試験のうち20項目の評価が終了した。1号機と3号機の目視点検が8割程度の進捗、5号機が5割程度の進捗。4号機は1月から本格的な基本点検を開始し、2号機は点検開始に向けた準備作業を進めているとした。


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