IAEA事務局長選、振り出しに

国際原子力機関(IAEA)のT.フェルキ理事会議長は3月27日、同日に実施された時期事務局長選で決着がつかなかったことから、候補の受付を再度行うと発表した。

この日に開催された特別理事会では、日本の天野之弥在ウィーン代表部大使と南アフリカのA.ミンティIAEA理事の2候補に対して、理事国35か国による投票が行われた。しかし両候補とも当選に必要な3分の2の支持を獲得できず、選挙は白紙に戻され、候補者登録からやり直しとなった。両候補とも再度立候補することは可能。

今後の日程についてフェルキ議長は3月30日に再度理事会を召集し、以後4週間、立候補者を募ることになると述べた。新事務局長として選出された候補者は9月の総会で承認を得て4年の任期を行使する。

1997年より3期を務めるM.エルバラダイ事務局長の任期は11月30日までとなっており、4期目は続投しないと表明している。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで