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柏崎7号 火災で稼働判断先送り 県議会説明も延期へ東京電力の柏崎刈羽原子力発電所7号機の運転再開をめぐって、泉田裕彦・新潟県知事、会田洋・柏崎市長、品田宏夫・刈羽村長の三者が10日、新潟県庁で4回目の三者会談を開き、会田市長、品田村長が共に同7号機の運転再開を容認する考えを示したものの、泉田知事は「県議会の意向を聞く必要性がある」として、今回の三者会談では、結論を出すことができなかった。 三者会談の後、同日、知事は県議会議長に「柏崎刈羽原子力発電所の運転再開に向けた対応方針」について、県議会に説明させてほしいとの申し入れを行い、21日にも全員協議会が開催される見通しとなったが、11日午後10時半ごろに同発電所内の予備品倉庫で空調機モーターから出火し、2時間後に鎮火した火災を受けて、知事は13日に同協議会の延期を議会に要請、議会側も応諾した。火災は中越沖地震後、同発電所内で9件目。 中越沖地震で被災し、被災程度が少なく復旧作業が一番進んでいる同7号機の安全性については、原子力安全・保安院、原子力安全委員会が2月中旬に相次いで、原子炉の起動を伴う「プラント全体の機能試験」入りを正式承認している。 また独自に同発電所の安全性を検討している新潟県の「原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」(座長=代谷誠治・京都大学原子炉実験所教授)は4月7日に、原子力発電所の安全は確保されているとする「技術委員会の見解」を泉田知事に報告し、泉田知事も、「安全性は、おおむね確保されていると受け止めた」としていた。 |
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