3電力共同輸送が無事終了 仏からMOX 次期定検で装荷へ

中部電力、四国電力、九州電力の電力3社のMOX(ウラン・プルトニウム混合酸化物)燃料のフランスからの海上輸送が、5月27日、四国電力の伊方原子力発電所への搬入で、すべての共同輸送作業が順調に終了した。

今後は、各社ともMOX燃料の受け入れ検査を実施し、次の定期検査時に炉内に装荷して、運転を再開する予定。具体的には、最も早い玄海3号(PWR)が8月からの定期検査で装荷し、今秋にもプルサーマル運転を開始する予定だ。次いで伊方3号(PWR)が2010年1月からの定期検査で、浜岡4号(BWR)が10年度の定期検査で炉内装荷する計画。

MOX燃料の海上輸送は輸送船パシフィック・へロン号が当たり、中部電力・浜岡4号用の輸送容器3基(MOX燃料28体)、四国電力・伊方3号用の輸送容器3基(同21体)、九州電力・玄海3号用の輸送容器2基(同16体)を輸送してきた。同船を輸送船パシフィック・ピンテール号が随伴して護衛してきた。


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