米ベクテル社 カルバート原発建設で 労組と雇用前協定を締結

米国の大手エンジニアリング・建設・プロジェクト管理企業であるベクテル社は1日、メリーランド州のカルバートクリフス原子力発電所3号機建設計画の進展を受け、同社が担当する土木建築業務について、アメリカ労働総同盟産業別労働組合会議の建築・建設業部、アメリカ建設業同盟などと雇用前労使協定(PLA)を締結したと発表した。PLAは建設工事に関する雇用契約を定めたものでプロジェクト毎に結ばれる。

カルバートクリフス3号機建設計画は米国のコンステレーション社と仏電力(EDF)の合弁持ち株会社であるユニスター社が、北米地域でのUS−EPR(米国向けEPR)販売促進を目的に進めている。今回の労使協定はその10日ほど前の5月19日、同プロジェクトが連邦政府の融資保証制度の適用を受ける最終審査に残った4件中の1つとなったことから結ばれた。温室効果ガスの排出抑制に貢献できる新技術への助成を目的とした同制度では、新型原子炉の建設プロジェクトに185億ドルの融資保証枠が割り当てられている。


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