原産協会が通常総会 理事3名交代

日本原子力産業協会は、17日、東京・丸の内の日本工業倶楽部で第59回通常総会を開催した。平成20年度事業報告・収支決算案、平成21年度事業計画・収支予算案の承認に加え、各社の役員異動などに伴い、理事3名が交代した。

新任の理事には、五十嵐安治・東芝執行役常務電力システム社社長、澤明・三菱重工業取締役執行役員原子力事業本部長、中村満義・日本土木工業協会会長(鹿島建設社長)が選任された。なお、三菱重工業の前執行役員原子力事業本部副事業本部長の井上裕氏は、三菱原子燃料代表取締役社長として引き続き理事を務める。退任理事は北村光一・三菱原子燃料前社長、佐々木則夫・東芝副社長、葉山莞児・前土工協会長(大成建設会長)の3名。

総会の冒頭、今井敬会長(=写真)は「原子力発電が地球温暖化防止とエネルギー安定供給のために非常に有効であるという認識が、世界的にますます定着しつつある」と述べ、さらに「我が国は、原子力開発計画を継続的に進め、高い技術力を蓄積してきた。この高い技術力を持って、官民協力のもとに世界に貢献すべきだ」と指摘した。

総会にはまた、来賓として、山内俊夫・文部科学副大臣、吉川貴盛・経済産業副大臣が挨拶し、原産協会の活動に期待を寄せた。


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