仏アレバ社 世界で1万2000人雇用へ ネットでキャンペーン開始

仏アレバ社はこのほど、北米やインドなど世界の6か国・地域を対象に、インターネットを活用して優秀な原子力エンジニアや技術者を今年中に1万2000人募集するという新機軸の求人大キャンペーンを開始した。

これは同社にとって初めての試みで、将来のエネルギー供給上の課題や同社で急増する人的資源の需要増に対応するため、仏国内外で優秀な人材の注意を喚起するのが目的。世界的な経済不況下で多くの企業が新規雇用を手控えるなか、同社としては雇用推進のメッセージを強力に打ち出すとしており、今年中に仏国で4000名を確保するほか、ドイツ、北米、中国、インド、および中東で合計8000人を雇用する。さし当たり、この5月から仏・独・北米地域でのキャンペーンを開始しており、その他の地域についても、その数週間後から開始している。

アレバ社によると、同社はここ3年ほどの間に、積極的な雇用策を取る国内企業としてまず最初に名前の挙がる企業になりつつあるほか、一流大学卒の若手エンジニア達からは2番目に好まれる企業であるという。また、同社の人的資源担当上級副社長は近年の優秀な若手エンジニア達について、「その国籍と関係なく彼らは非常に良く似ている」と指摘。彼らは概して母国語のほかに英語が堪能で、国境を超えて様々な国のウェブサイトを自由に閲覧できる。このため、同社は今回の求人キャンペーンを各国の活字媒体で展開するだけでなく、インターネット上にも同社の求人専用ウェブサイトを設置(http://www.employer−brand.areva.com)したもの。さらに、学生達が定期的に訪れる大手求人サイト等にもバナー広告を出すことになるとしている。


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