UAE 韓国との原子力協力協定に調印

アラブ首長国連邦(UAE)政府は6月22日に韓国と民生用分野の原子力協力協定に調印したことを明らかにした。

UAEを訪問していた韓国の韓昇洙首相がUAEのシェイク・モハメッド首相と会談した後、両首相立ち会いの下で両国の外相が署名したもの。この二国間協定により、韓国の原子力企業はUAEにおける原子力発電所建設で必要となる原子力技術や技能を移転するとともに、機器類を20年間にわたってUAEに輸出することが可能になった。

UAEは2017年までに第3世代技術仕様の原子力発電所を少なくとも400万kW導入することを計画しており、その原子力開発利用計画において濃縮や再処理を実施しないことを明言。それにより欧米の原子力先進国からの信頼を勝ち得ており、すでに米国、仏国とは同様の協力協定を結んだほか、英国とも了解覚書を締結済みだ。

未確認の報道によると、UAEは今月3日に原発建設に関する入札手続きで、仏アレバ社、GE日立社、韓国電力公社から入札書を受領したと伝えられている。


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