日本原燃 六ヶ所再処理新工程8月中に

日本原燃は28日、8月竣工予定となっている六ヶ所再処理施設の工事計画について、現状の作業状況等を踏まえ再検討し、8月末までに新しい工程を国に届け出ることを明らかにした。川井吉彦・副社長が同日、定例記者会見で述べたもの。

また、川合副社長は同日、原燃が三村申吾・青森県知事と会談し、六ヶ所再処理アクティブ試験に関連して知事から要請のあった、(1)ガラス固化試験への取組(2)各部署の有機的な連携の構築(3)企業体質の変革(4)トラブルの再発防止の徹底――について、取組状況を説明したほか、高レベル廃液の漏えい事象に対する原子力技術協会などの第三者評価・監査による指摘事項を踏まえ、再発防止アクションプランを着実に実施するなど、知事の要請に応えていく考えを伝えたと述べた。

ガラス溶融炉の復旧については、セル内のパワーマニュピレーターのテレスコープに不具合が確認されたため、8月中頃までに交換を終了し、復旧次第、洗浄作業を再開することとしている。


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