Copyright (C) JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. (JAIF)
ここに掲載されている記事や写真などの無断転載はご遠慮ください。
ターキーポイント原子力発電所3、4号機 AP1000でCOL申請米原子力規制委員会(NRC)は16日、フロリダ・パワー&ライト(FPL)社がターキーポイント原子力発電所6、7号機の建設・運転一括認可(COL)を申請したことを明らかにした。同申請はすでに6月30日付けでFPL社が提出済みだったが、NRCは今月になり、同申請書のセキュリティ等に関する詳細を除いた一般公開用文書をウェブサイト上に公表したもの。 マイアミの南25マイルに位置するターキーポイント・サイトでは、現在、火力発電ユニット3基のほかに、原子力ユニットである3、4号機(各PWR、76万kW)が稼働中。FPL社の計画では、両機ともにウェスチングハウス社製のAP1000(出力110万kW)を採用する予定で、6号機は2018年、7号機は20年の運開を目標としている。両機の建設計画についてFPL社は07年10月、フロリダ州の公益事業委員会(PSC)に対して、同計画が州民の利便性と必要性にかなっている証明の交付を申請。翌08年4月に同PSCから最終承認を受けた。 FPL社によると、両機を40年間操業することにより約930億ドルの燃料費が節約され、地元経済が浴する恩恵は10年間で60億ドルに達するという。また、建設期間中に創出される雇用は3600人分、完成後も高給の技術系正規雇用が800人分確保されると強調している。 さらに、40年間に排出が抑制されるCO2の総量は2億6600万トンに及ぶとともに、フロリダ州のエネルギー自給率は大幅に改善されるとしている。一方、同計画の総コストは120億〜170億ドルの範囲と見られている。 |
お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |