六ヶ所竣工延期で 電力・Pu利用計画見直し

電力各社は2日までに、今年度の六ヶ所再処理工場で回収するプルトニウムの利用計画見直しを発表した。同施設の来秋までの竣工時期延期に伴うもので、各社とも年度内の再処理予定量はゼロとなっている。

去る6月、電気事業連合会は、MOX燃料加工工場の15年度への操業開始延期を踏まえ、今年度の六ヶ所再処理工場回収プルトニウム利用計画と合わせ、これまでのプルサーマル計画にも見直しを行った。

その後、日本原燃は8月末に、六ヶ所再処理工場の来年10月までの竣工工時期延期とともに、ガラス固化施設の点検を重点的に実施する考えから、今年度再処理量を160トンから0トンにするなど、使用計画変更も行っている。

なお、今回の利用計画変更に伴うプルサーマル計画については、「15年度までに16〜18基」のまま変わりはなく、MOX燃料加工工場の操業前は、海外に所有しているプルトニウムを原料としたMOX燃料を利用することとなっている。


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