TVO EPR建設でアレバ社に反論

ティオリスーデン・ボイマ社(TVO)は1日、アレバ社がオルキルオト3号機建設計画の作業継続に関する条件をTVOに提示したとしている点について、「当社には何も直接の連絡はない」と明言。固定価格で結んだターンキー契約に基づき、アレバ社の企業連合が同機の建設と起動、建設スケジュールの遵守に全責任を負っていると強調した。

同社のJ.タンフア社長兼CEOは、「アレバ社のリリースを読んで驚いた。当社は建設契約と適正な原子力安全対策に則った行動をとっており、アレバ社にも同様の行動を期待する」との見解を表明。建設サイトでの作業日程は厳しいものになっているが、アレバ社が作業の継続停止の可能性を公言したところで日程の方は少しも楽にならないだろうと指摘した。

同社長はまた、サイトでの作業員数が現時点で4300名を超え、この夏中も作業が続いていた点に言及。原子炉建屋内の一部ではすでに機器設置段階の作業が始まっていると述べ、作業停止の可能性を一蹴した。


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