N―20会合 日仏専門家が鎌倉で議論展開

日本原子力産業協会がフランス原子力庁(CEA)をはじめとする仏専門家らと、ほぼ毎年、両国で交互に開催している日仏原子力専門家会議(N―20)の第16回会合が13、14日の両日、神奈川県鎌倉のホテルで開催され、14日に共同声明を発表した。

フランス側からはベルナール・ビゴCEA長官、ジャック・ブシャールCEA長官付顧問、日本側から秋元勇巳・三菱マテリアル名誉顧問、近藤駿介・原子力委員長、服部拓也・原産協会理事長ら20数名が参加した。

両国関係者は、(1)前回からの進捗報告と原子力政策(2)原子力発電国際協力(3)第4世代炉と核燃料サイクル(4)核物質輸送――などについて個人の資格で意見交換した。

日仏双方はともに、気候変動対策における原子力発電推進の重要性に言及した。

原子力発電の新規導入国への協力・支援では、原子力発電が拡大していく上で、人材育成や保障措置/核不拡散、安全性、核セキュリティーの3S確保の重要性でも一致した。


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