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川端文科大臣に聞く鳩山新内閣発足に伴い入閣した川端達夫・文部科学大臣はこのほど、記者団のインタビューに応じ、今後の文教・科学技術行政において、取り組むべき課題、所感などを述べた。 鳩山首相が国連演説で発表した温室効果ガスを90年比で「2020年までに25%削減」する目標については、「相当大きな技術革新がないと難しい」としながら、国際的使命からも、「高速増殖炉、核融合などを着実に進めていかねばならない」と述べた上、これを弾みとした科学技術の「ブレークスルー」にも期待をかける。 また、「科学技術立国」への所感としては、自ら、水処理の研究開発に携わった経歴を踏まえ、「新しい技術を商品化するときの目利きとリスク意識を持ったお金の出し方が日本は弱いのでは」とし、行政だけでなく企業も取り込んだ多様な分野の「トータル・コーディネート力」の醸成を望んだ。 将来を担う人材育成に関しては、「子供たちが自然に接する機会が減っており、ニワトリの絵を描かせると足を4本描く子もいる」、「子供の理科的好奇心を育てる先生がいない」などと「理科離れ」の現状を憂える。「子供の頃、水素を入れた風船が浮き上がるのを見たのがきっかけ」と、自身が理科系に進んだ動機を述べ、「楽しさ、面白さ」を感じさせる科学教育の必要を力説。 スポーツ観戦が趣味で、特に、阪神タイガースのファン、党の「応援する会」の発起人でもある。 衆議院議員、滋賀1区。民主党副代表。京都大学院修了後、東レ勤務を経て、86年に衆院初当選。64歳。 |
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