経産省 安全功労者15名を表彰 原子力エネの重要性強調

経済産業省は26日、原子力エネルギー利用の安全確保で優れた成果をあげた功績者を称える「原子力安全功労者」表彰式を都内のホテルで開催した(=写真)。

冒頭、寺坂信昭・原子力安全・保安院長が挨拶、温室効果ガス削減目標の達成に向け、原子力発電が果たす役割の増大を強調した上で、その推進に際して、「携わるすべての人たちが、わが国の基幹エネルギーとなる原子力を支える誇りと気概を持って実績を重ねることで原子力の安全は確保される」と述べ、受賞者らの今後のさらなる活躍に期待し、賞状を授与した。

来賓挨拶で、鈴木篤之・原子力安全委員長は、高経年化対策、耐震安全、廃止措置など、各受賞者がそれぞれの専門分野で取り組んできた課題を掲げた上で、これらの「経験知・専門知の集大成」が原子力安全確保を支援してきたとして、感謝の意を表明した。

受賞者は以下の通り。

▽秋山宏・東京大学名誉教授▽安濃田良成・日本原子力研究開発機構産学連携推進部長▽北村正晴・東北大学未来科学技術共同研究センター教授▽工藤和彦・九州大学高等教育開発推進センター特任教授▽来馬克美・若狭湾エネルギー研究センター専務理事▽小泉耕三・四電エンジニアリング常務取締役▽三枝利有・電力中央研究所研究参事▽庄子哲雄・東北大学工学研究科卓越教授▽杉崎利彦・日立GEニュークリア・エナジー原子力技術本部総括参事▽武岡英隆・愛媛大学沿岸環境科学研究センター長▽長谷川邦夫・原子力安全基盤機構技術参与▽船田立夫・同顧問▽古屋廣高・九州大学名誉教授▽油井宏平・原電事業非常勤嘱託▽吉田真・原子力機構放射線管理部長。


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