[原子力産業新聞] 2009年11月19日 第2502号 ＜2面＞

静岡県知事　浜岡プルサーマルで　委員会を近く立上げ

川勝平太・静岡県知事は９日の会見で、中部電力浜岡原子力発電所で実施されるプルサーマルに関して、安全確保、防災に関わる委員会を近く立ち上げる考えを表明した。

玄海発電所でのプルサーマル開始に関連し、記者団からの質問に回答したもので、知事はまず、資源小国の日本において、使用済み燃料を「最良の技術、最高の技術をもってリサイクルことが大切」とする一方、「安全を確保するのが最大の条件」と述べ、防災、地震対策も含め、開かれた体制の委員会で議論し、安全を軸とした地域づくりを目指す姿勢を示した。また、プルサーマルについては、「安全性が確保されるならば、これに反対する理由がない」との立場を明らかにした。

中部電力では、浜岡４号機で１０年度までのプルサーマル導入を予定している。

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