原燃 MOX工場着工延期 新型遠心機導入も遅れ

日本原燃は4日、MOX燃料加工工場の着工を来年5月に延期することとし、これに伴う事業許可申請の一部補正を経済産業省に提出した。

原燃は4月にも、同施設の工事計画を、09年11月着工、15年6月竣工へと変更しているが、今回の着工延期に伴う竣工予定時期には変更はない。

また、同社は4日、ウラン濃縮工場への新型遠心機の初期導入工事計画について、着工を09年12月から10年4月に、運転開始を11年3月から同9月へとそれぞれ延期することとし、これに伴う事業変更許可申請の一部補正を経産省に提出した。原燃では、新型遠心機の初期導入として、75トンSWU/年分の更新を2回に分けて実施することとしており、今回の工事計画見直しにより、運転開始は、前半分が11年9月、後半分が12年3月となった。

MOX燃料加工工場とウラン濃縮工場のいずれの許可申請とも現在、原子力安全委員会での安全審査が行われている。


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