原産セミナー2011 東京・大阪で開催 原子力界に集まる期待

原産協会は12月12日に東京・新宿エルタワーで、19日に大阪・新梅田研修センター(=写真)で、合同企業説明会形式のイベント「原子力産業セミナー2011」を開催した。

同セミナーは、学生と企業の就職・採用活動の支援、原子力産業への理解促進を目的としており、大阪での開催は今回が初めて。東京・大阪を合わせ、延べ60の企業・機関、1116名の学生が参加した。両会場とも開場前から学生たちの列ができ、同セミナーへの関心の高さが伺えた。

来場者は理工系専門の大学院生・大学生が中心だったが、環境問題について学ぶうちに原子力エネルギーの持つ可能性に興味を持ったという学生や、留学先で学んだ外国語を活かして国際的な仕事がしたいという学生もいた。

原子力業界に対しては、「世界をフィールドに今後ますます伸びていく分野だ」として期待を抱く声が多く聞かれた。また、「有名なメーカーが原子力に力を入れていることを知り驚いた」という意見や、「これまで名前を知らなかった企業が熱心に原子力分野に取り組んでいることを知り興味を持った」という意見を述べる学生たちもいた。

会場では多くの有意義な出会いが生まれ、実り多いイベントとなった。


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