ドイツ アッセUの廃止措置方法が決定

ドイツの連邦放射線防護局(BfS)は15日、ニーダーザクセン州のアッセU低・中レベル放射性廃棄物・試験処分場の廃止措置方法として、地下750メートルに定置されている約12万6000本のドラム缶を取り出し、別サイトで処分することが安全上最適と裁定した。

同処分場は岩塩鉱山跡地で、1967年から78年まで、低・中レベル廃棄物の試験処分が行われた。しかし、塩性溶液の流入により地層が安定せず、ドラム缶の腐食による地下水汚染が懸念されたことから、同処分場を所管するBfSが安全な廃止措置方法について次の3つの選択肢を比較検討していたもの。すなわち、@ドラム缶を地上に回収し別サイトで中間貯蔵するA処分場内の一層深い安定した区域にドラム缶を再配置するB処分場全体にコンクリートを流し込み安定した土台にする――である。


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