日本原燃 高レベルガラス固化体 英国から初の受入れ

電気事業連合会および日本原燃は、英国からの返還高レベル放射性廃棄物のガラス固化体を9日、青森県のむつ小川原港に陸揚げし、施設内に受け入れた、と発表した。東京電力、関西電力、四国電力、九州電力分の各7本の計28本で、輸送容器1基で運んできた。

日本は英仏に使用済み燃料の再処理委託を行い、そこから出てくる放射性廃棄物は日本に返還されることになっている。英国からは量がかさむ低レベル廃棄物を高レベル放射性廃棄物に換算・交換して返還されてくるため、今後約10年かけて計920本の高レベル放射性廃棄物が輸送されてくる計画だ。

フランスからは高レベル放射性廃棄物は全て1310本返還済みで、今後は低レべル廃棄物(固型物収納体約4400本、低レベルガラス固化体約28本)の輸送が2013年から行われる予定だ。


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