中国とパキスタン チャシュマ3、4号機計画が前進

中国の中原対外工程有限公司(CZEC)と核工業華興建設有限公司はこのほど、パキスタンのチャシュマ原子力発電所3、4号機の建設計画に関する合同作業契約を結んだ。これにより同計画は本格的な土木建築工事に向けた準備作業が大きく進展した。

3、4号機は中国が現在チャシュマ・サイトで建設中の同2号機(30万kW級PWR)をモデルとしており、2008年11月にCZECがパキスタン原子力委員会と建設契約を締結。09年3月には上海核工程研究設計院(SNERDI)が設計作業を開始している。

今回の契約は、今年2月に中国とパキスタン両政府の間で融資協定が結ばれ、1日付けで正式発効したのに伴うもの。中国は2号機の建設でも、総工費8億6000万ドルのうち3億5000万ドルをパキスタンに融資している。


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