安全委員長に班目春樹氏

原子力安全委員会は21日、委員長に班目春樹・東京大学大学院前教授を互選した(=写真)。委員長代理には久木田豊委員を指名。

3月25日の衆院、26日の参院本会議で、原子力安全委員に班目教授、代谷誠治・京都大学原子炉実験所教授を任命することに同意していた。鈴木篤之委員長と早田邦久委員長代理は任期満了で退任。

参院本会議の投票では、班目氏に共産党7のみが反対し、与党の社会民主党・護憲連合5名は全員賛成票を投じた。

班目春樹氏(まだらめ・はるき)1970年東京大学工学部機械工学科卒、72年同院産業機械工学専門課程修士修了後、東京芝浦電気(現東芝)入社・総合研究所勤務、75年東大原子力工学科講師、76年同助教授、90年同教授、05年4月同院工学系研究科原子力専攻教授、20日付けで退任。61歳。

代谷誠治氏(しろや・せいじ)69年京都大学原子核工学科卒、74年同院工学研究科原子核工学専攻、同原子炉実験所助手、90年同助教授、96年同教授、03年所長。3月末に退官。62歳。


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