米USECへ 東芝とB&W社 3段階、出資条件も付加

1面所報の東芝とB&W社による米USEC社への出資は、転換優良株と新株引受権の形で3段階に分けて行われる計画だ。

第1段階の7500万ドル(2社合計)は規制上の承認が得られることを条件に今年の第3四半期中に完了予定。第2段階では規制上の承認のほかに、USECが米エネルギー省(DOE)から融資保証提供の言質を得ることを条件に5000万ドルの出資となる。7500万ドルを出資する第3段階では、DOEからの融資保証提供およびUSECの株主による承認が出資条件だ。

USECはオハイオ州で建設中の米国遠心分離プラント(ACP)で、年間3800トンSWUの生産能力達成を目指している。08年に政府の融資保証を申請したが、これらは、仏アレバ社の計画に提供されることになった。このためUSECでは、2社の出資によりACP建設に必要な財政基盤の改善が可能になると期待している。


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