英国ワトソン博士ら受賞 ブループラネット賞

旭硝子財団(田中鐵二理事長)は17日、第19回「ブループラネット賞」の受賞者、ジェームス・ハンセン博士(米国)とロバート・ワトソン博士(英国)を発表した。国内800名、海外1200名の中から選出した。

今年は、実用的気候モデルの開発に成功し、気候変動問題の解析、理解、将来の予測に先鞭をつけ、「将来の地球温暖化」を予言しその対策を求めた最初の科学者としてハンセン博士と、「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の初代議長としてIPCCの哲学をつくり、第3次報告書の取りまとめや京都議定書の国際的合意に大いに貢献したワトソン博士が選ばれた。賞状とトロフィーおよび副賞賞金各5000万円が贈られる。

2人は10月に来日し、25日に記者会見、26日に東京・千代田区の東京會舘で表彰式典、27日に東京・渋谷区の国連大学で受賞記念講演を行う。


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