ベトナムの規制庁と協力覚書 原子力機構

ベトナム放射線・原子力安全規制庁(VARANS)と日本原子力研究開発機構(JAEA)は6月25日、「核不拡散のための保障措置及び核セキュリティの基盤整備分野に関する協力のための覚書」を締結した。

この覚書は、2020年に原子力発電導入を予定しているベトナムに対し、保障措置、核セキュリティ分野における基盤整備(法令整備、体制整備)に関するJAEAの知見を活かして、情報交換、専門家会合の開催、施設訪問、人材育成等を通じた協力を行っていくとするもの。当面は保障措置、特にベトナムが追加議定書を批准するための基盤整備のための協力に重点を置く。

JAEAは、6月29日から30日の2日間にわたり、保障措置に係わる研修をベトナムのハノイで実施した。平和利用において重要な核不拡散担保要件である保障措置の国内計量管理制度について、概念や具体的な実務など、日本の実例なども交えて説明した。JAEAや関係機関からの専門家のほか、米国エネルギー省からも保障措置の専門家が参加した。


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