京都でお得!なっ得!トーク エネ考える会

「地球とエネルギーを考える女性の会」(代表=竹西亜古・兵庫教育大学院教授)が主催する「お得!なっ得!トークパーティ」が先月12日、京都市で開催された(=写真)。関西原子力懇談会との共催。

第1部は、女性に人気で“家電俳優”として知られる細川茂樹氏による「ここだけトーク――得する家電情報教えます」、第2部は作家の神津カンナ氏が進行役を務めて、「にぎやかリビングトーク――お得で快適な暮らし方って なに?」の2部構成。

イベント告知は、京都リビング新聞(京都市内49万部発行)に掲載され、参加者は抽選で選ばれた読者の200名。細川茂樹氏がゲスト出演ということもあって、応募総数は約400名と予想を上回る反響があった。

開会挨拶では、同会代表の竹西氏が、「エネルギーは使うほうに目が向いてしまう。“エネルギーを作る”ということに関しても目を向けてほしい。人のつながり、地球、命のつながりを大事にしたい」と語った。

第1部では、細川茂樹氏が聞き手である神津カンナ氏を相手に、家電を買う時、使う時のヒントを楽しく語った。

第2部では、神津氏が進行役として、細川氏、渥美寿雄・近畿大学電気電子工学科教授、「地球とエネルギーを考える女性の会」の竹西氏、藤田晶子・京都リビング新聞社営業本部ゼネラルマネージャーらで「地球環境、資源、省エネを考える」として、トークを繰り広げた。

参加者の中からは、「エネルギーの使われ方は、産業、民生、運輸の3つ。この中で、エネルギー使用量が増えているのは民生部門だけ。つまり家庭での消費が増えている。心のレベルから変えていかなくては思う」、「自然エネルギーが脚光を浴びているが実力はどうか?新エネルギーはいいと思うが効率がよくない」、「イメージ先行の風力、太陽光でまかなうのは現実的には無理。原子力発電の割合を増やすしかない」、「資源がない日本のエネルギー自給率は4%。原子力は、共存してくれている地域の方がいるおかげ」、「原子力発電所、放射線は怖い?放射線は、実は私たちの身のまわりにある。特別なものではない」、「人はビジュアルから影響を受ける。エネルギーは目に見えないから意識しないと学べない」、「ドイツという国は、“省エネの国”というイメージが強いが、1人あたりのエネルギー消費は日本人より多い。日本人はきちんとしている。情報を出す側もきちんと出すべき」――などの意見が活発に飛び交った。


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