原子力委 有識者から意見聴取 大綱見直しを検討へ

原子力委員会は20日、原子力政策大綱について、最新の動向を踏まえた見直しの必要性を検討することを決定した。現大綱を2005年に策定して以来、国内外の原子力利用をめぐり様々な変化が起こったことを考慮したもの。

見直しの検討にあたっては、(1)定例会等における有識者からの意見聴取(2)一般市民が参加するご意見を聞く会の全国数か所での開催(3)パブリックコメント募集――などの方法で、各界各層から幅広い意見聴取を行う。これらの意見を参考として、原子力委員は9月末を目処に現大綱の見直しの必要性について見解をとりまとめる。

第1回の有識者からの意見聴取は29日、井川陽次郎・読売新聞論説委員、伴英幸・原子力資料情報室共同代表、山名元・京都大学原子炉実験所教授を迎えて、中央合同庁舎4号館で実施される。第2回以降も日程と招聘者が決まり次第、原子力委員会ホームページ等で案内する。


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