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外務省 専門論壇誌「外交」創刊外務省は、昨年行われた事業仕分けで、「外交フォーラム」誌の買い上げを廃止すべきとの結論を受け、外務省自らが外交専門論壇誌として「外交」(編集委員長=渡邊啓貴・東京外語大教授)を創刊した。創刊号では、「世界新秩序と日本の進路」をテーマに日本外交の座標軸と果すべき役割について特集している。 事業仕分け後に、有識者から外交専門誌の存続を求める緊急声明なども出されたための措置。 17日に発行された創刊号の主な内容は、特集で「『ポスト・アメリカ』多極化世界と日本」フランシス・フクヤマ・スタンフォード大学国際研究所上級研究員、「日本と新しい世界秩序」パスカル・ボニファスIRIS国際関係戦略研究所所長、「アジアと向き合う日本外交を考える」白石隆・アジア経済研究所所長。 インタビュー記事として、「問題を先送りせず、リスクを取ってチャレンジする」岡田克也外相(=当時)、「外交の要諦を話そう」中曽根康弘元首相。この他、民主党政権1年の外交、特別企画「『核なき世界』実現への課題」秋山信将・一橋大学准教授など。 時事通信出版局が受注し、毎回5000部印刷。2000部を外務省が引き受け、そのうち1600部程度を図書館に配布、残り約3000部を1冊850円(税込み)で時事通信が販売することになっている。来年3月までに6回出版し、次年度からは隔月で出版する計画。 |
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