浜岡発電所を対象に実施 原子力防災訓練

政府は、10年度の原子力総合防災訓練を20、21日、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県・御前崎市)を対象に実施する。毎年、原子力災害対策特別措置法に基づき、政府機関、地方自治体、事業者他が一体となって行うもの。

訓練は、同所3号機で、原子炉給水系の故障により、原子炉水位が低下し原子炉が自動停止、その後、非常用炉心冷却装置が作動するものの、相次ぐ故障により、すべての冷却機能が喪失し、放射性物質放出のおそれに至るとの事態を想定。事象発生を受けた初動対応、総理大臣による緊急事態宣言発出、原子力災害対策本部設置の他、住民避難やオフサイトセンターを中心とした緊急被ばく医療活動などの応急対策や広報活動に係わる訓練が実施される。


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