Copyright (C) JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. (JAIF)
ここに掲載されている記事や写真などの無断転載はご遠慮ください。
仏アレバ社が中国の2社とサイクル分野で大型契約仏アレバ社は4日、中国核工業集団公司(CNNC)および中国広東核電集団有限公司(CGNPC)と、燃料供給と使用済み燃料のリサイクル、および燃料棒部品の製造企業設立など3件の大型契約を締結した。 中国の胡錦濤国家主席のパリ公式訪問に合わせて、両国の国家元首立ち会いの下で調印したもの。大規模な原子力開発を進める中国は燃料サイクルの確立も視野に入れており、先月もベルギーとMOX燃料製造施設の建設で協力枠組み協定に調印した。国内ではすでに、甘粛省蘭州で440キログラム(重金属換算)/日の再処理パイロットプラントを調整・試験中のほか、20年に商業用再処理施設の操業開始を目指しているという。 今回、アレバ社が中国と結んだ契約の1つ目は、CGNPCに2万トンの天然ウランを10年間で納入するというもので、契約総額は35億ドルとなっている。 2件目は使用済み燃料処理とリサイクルに関するCNNCとの企業間協力合意。中国が計画する大規模な商用再処理事業に対する協力として、昨年12月に両社が交渉を始めていた案件で、すでに商業契約に進む最終段階にあるとしている。 もう1件では、アレバ社とCNNCが折半で燃料棒用のジルコニウム管の製造販売会社を上海で設立する。「CNNCアレバ上海製管(CAST)社」との名称で、12年末から事業を開始する計画である。 |
お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで |