関西電力とEDF協力 高経年化等 技術交流・情報交換

関西電力は17日、フランス電力会社(EDF)と、原子力分野における情報交換を主とする包括協力協定を締結した。

同社はEDFとMOX燃料の導入や耐震安全評価など双方の関心事項について情報交換を行うとともに、88年には全社包括協定を締結し、火力発電や送電分野の情報も交換してきた。

今回、今後の原子力事業において、プラントの高経年化に伴う設備の経年劣化やプルサーマルなどの分野で、長期的かつ継続的な技術交流が必要になることから、協定内容のより一層の充実が必要との考えで両社が一致したもの。ジャック・レガルドEDF発電・エンジニアリング担当上級副社長補佐と豊松秀己・原子力事業本部長が協定書に調印した。

協定の期間は5年間で、プラントの運用・保守、高経年化、原子燃料などの技術的テーマ、発電所現場での課題などについて、情報交換、相互訪問する。

また、同社大飯原子力発電所と仏南西部にあるEDFゴルフェッシュ原子力発電所と94年に締結した姉妹発電所交流協定についても、同日付で更新した。


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