関西電力 美浜1号・後継機の調査開始

関西電力は11月24日、美浜1号機(PWR、34万kW)の後継機設置の可能性にかかる自主的調査を開始した。同機は28日、国による長期保守管理方針認可、地元自治体の了承を経て、今後の運転期間を最長10年間として、40年以降の営業運転に入った。日本のPWRでは初めて。

美浜1号機の後継機設置に関する可能性検討調査は、動植物調査と地形・地質調査からなり、期間は約1年間を予定している。動植物調査では、発電所から半径約5km内の陸生物調査と発電所周辺海岸線約5kmを行なう。地形・地質調査では、発電所敷地内およびその周辺の陸域については、飛行機からのレーザー計測等による地形測量、海域については調査船に取り付けた測深機等により海底の地形測量を行なうほか、ボーリング調査、地表踏査により、地質状況や岩石の性状を確認する。

関西電力では、3月に発表した「グループ長期成長戦略2030」で、原子力プラントの将来的な新設・リプレースをうたっている。


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