【年表】2010年 わが国と世界の原子力界主な動き

〈1月〉柏崎刈羽6再開 震災復旧2基目

▽12日 原子力委、年頭所信で政策大綱の改定に言及
▽14日 地球温暖化防止「チャレンジ25キャンペーン」始動
▽19日 柏崎刈羽6が営業運転再開
▽20日 三菱重工が世界最大級の原子力タービン鍛造翼工場しゅん工
 海外 韓、30年までに80基輸出目指した産業化戦略策定(13日)、イランのブシェール炉で圧力試験完了(13日)、米フロリダ・パワー&ライト社がターキーポイント6、7計画を中断(14日)、クウェートが仏と原子力協定調印(14日)、韓国際協力団、エジプトの人材育成を支援(18日)、印ラジャスタン6が臨界(23日)、印韓、民生用原子力協定締結に向け協議(25日)、仏アレバ社が原子力事業強化で組織再編(28日)、米DOE長官、廃棄物処分対策で特別委公表(29日)

〈2月〉進む、米国の原子力政策

▽1日 原子力学会の異常事象解説「チーム110」運用開始
▽2日 原子力機構・都市大・早大が連携協定締結
▽3日 三菱重工が南アPBMR社とガス炉開発で覚書
▽5日 保安院、安全規制に関する課題とりまとめ
▽10日 保安院、「もんじゅ」再開を認める評価
▽16日 三菱商事が加ウランプロジェクトで権益取得
▽24日 スーパーカミオカンデでJ―PARCからのニュートリノを初検出
 海外 米オバマ大統領が予算教書で原発建設融資保証枠の3倍増を提案(1日)、スペインの13市町村が中間貯蔵施設誘致表明(3日)、印ラジャスタン5が運開(4日)、米ウレンコ社の遠心分離濃縮工場が機能試験(4日)、伊で原子力新設法案閣議決定(10日)、スペイン炉で廃止措置開始(11日)、米政府、原子力で初めてボーグル計画に融資保証(16日)、ブルガリアがベレネ発電所建設計画投資家の選定手続き開始(19日)、英印、民生用原子力協力共同宣言(21日)、仏アレバ社がヨルダンのウラン採掘権獲得(21日)、UAEが原子力計画推進で国際諮問審議会設置(22日)、WH社がチェコのテメリン3、4の建設入札で条件をクリア(23日)

〈3月〉敦賀1が運開40年、国内初

▽2日 文科・経産省、小中学生向け原子力副読本発表
▽12日 地球温暖化対策基本法案が閣議決定
▽14日 敦賀1が運開40年
▽17日 放医研が佐賀国際重粒子線財団と協定締結
▽23日 日カザフ原子力協定が署名
▽24日 住友商事がカザフ原子力公社とレアアース回収事業へ
▽25日 原産がベトナム事務所開設
▽30日 安全白書刊行「環境の時代に期待される原子力安全」▽ポーランドと原子力協力文書署名▽伊方3でプルサーマル営業運転開始▽島根原発で点検不備発覚▽日本製鋼が超大型プレス機始動を発表
 海外 ポーランドがABWR導入を視野にGE日立と覚書(1日)、米でユッカマウンテン計画の打ち切り確定(3日)、UAEが立地候補地の適性調査実施へ(7日)、仏、新規導入国支援の国際会議で提言(8日)、トルコ、シノップ計画の事前調査で韓と合意(10日)、IAEAがアブダビで人材国際会議(14日)、UAE、国際教育機関を設立へ(16日)、ポーランドが建設候補サイト27地点を公表(16日)、露ロストフ2が送電開始(18日)、中国がカナダと共同でCANDU炉のサイクル試験(22日)、米エクセロン社、新規計画のCOLを取り下げサイト許可申請(25日)、印ラジャスタン6が送電開始(28日)、IAEA、国際濃縮センター創設でロスアトムと合意文書(29日)、米印、再処理交渉で合意(29日)、米越、二国間協定締結に向け覚書調印(30日)

〈4月〉核セキュリティで日本が国際貢献

▽7日 放医研と原燃が緊急被ばくで協定締結
▽9日 原子力白書刊行「原子力利用の新しい時代の始まりに向けて」
▽12日 核セキュリティサミットが米で開催、日本イニシアティブ表明(〜13日)
▽20日 原産年次大会が島根で開催(〜22日)▽エネ総研が原子力発電の公衆意識調査発表、否定的傾向へ
▽26日 「もんじゅ」再開に向け文科・経産相と福井県知事が協議会▽東芝とIHIが合弁会社設立合意、原子力市場拡大見据え
▽28日 改正放射線障害防止法成立、クリアランス制度導入
 海外 英ロールスロイス社と印L&T社、原子炉建設受注目指し協力覚書(1日)、米の原子力事業者、廃棄物基金への払込停止を提訴(5日)、伊のEPR建設でENELとEDFが協力覚書(9日)、露レニングラードU期・2が着工(15日)、アルゼンチンが新規建設に向け露との協力強化(15日)、クウェートと仏が原子力協定調印(16日)、UAE、アブダビのブラカを立地候補地に選定(22日)、中国の昌江原子力発電所1が着工(25日)、米プログレス社、工費削減のためレビィ原発計画を減速(30日)

〈5月〉「もんじゅ」再開 事故から14年半

▽3日 NPT運用検討会議開催、日豪共同提案他提出(〜28日)
▽6日 「もんじゅ」が14年半ぶりに運転再開(8日に臨界)
▽10日 東電が米STP原発プロジェクトに参画へ、国内電力初
▽13日 MOX加工と使用済み燃料貯蔵が事業許可
▽18日 経産省、川内3設置で1次公開ヒア開催
▽25日 原子力委、「成長に向けての原子力戦略」策定▽東芝が米ウラン濃縮USEC社への出資契約締結
 海外 米ドミニオン社、ノースアナ3計画に三菱重工のUS―APWR採用(7日)、独の原発運転延長問題で参院無用論噴出(9日)、米オバマ大統領が米露原子力協定を議会に再提出(11日)、露がトルコのアックユ計画で建設協力合意文書に調印(12日)、イラン、親交国との共同声明で国内の低濃縮ウランと研究炉用燃料との交換受入(17日)、米DOE、アレバ社の濃縮工場建設計画に融資保証(20日)、米PSEG社がNJ州で事前サイト認可を申請(25日)、GE日立社がポーランドの原発建設計画支援で地元企業と覚書(27日)、カナダのHLW処分実施主体がサイト選定手続き開始(31日)


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