原子力産業セミナー 来場者数さらに増加 学生も業界へ期待

原産協会は11日、2012年に就職を目指す学生を対象とした合同企業説明会「原子力産業セミナー2012」を東京・新宿エルタワー30階で開催した(=写真)。

電力会社や東芝、日立、三菱重工など国内主要プラントメーカー、研究開発や安全規制に関わる機関など、原子力に携わる38の企業・団体がブースを設けたほか、14の企業・団体の採用案内資料を用意した。また、原産協会による「原子力なんでも相談コーナー」を設け、1人1人の専攻を活かした進路や原子力産業への質問などに応対した。

この日の来場学生数は、1256名で、昨年度より501名増加。開場前から多くの学生が列を作り、関心の高さが伺えた。

会場の学生からは、「原子力でもシステム系の専門を活かした仕事ができるかどうか探しにきたが、マッチする企業が見つかった」、「文系だが開発の仕事に係わりたいと考えており、プラント建設を手がけている企業の話を聞きに来た」、「今後電気がなくなることは考えられないので、原子力はずっと必要であり将来も安定した仕事だと思う」、「原子炉安全が専門なので研究を活かせる仕事をしたい」などの声が聞かれた。

18日には大阪・ハービスOSAKA内ハービスホールで同セミナーが開催される。


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