GE日立 ポーランド企業と協力覚書

GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)社は1月26日、ポーランドの大手造船業者であるグダンスク造船所、および欧州のボイラー機器製造業者であるRAFAKO社と協力していくための了解覚書(MOU)に調印した。

ポーランド政府が進めている同国初の原子力発電所建設受注に備えて、地元の大型機器供給チェーンと連携関係を構築するのが主な目的だ。

ポーランドでは国営エネルギー・グループ(PGE)が中心となり、2つのサイトに各300万kW、合計600万kWの原子力発電設備建設を計画。初号機の完成は2020年以降を予定しており、135万kWのABWR(新型BWR)と152万kWのESBWR(高経済性・単純化沸騰水型炉)も最初の2基について採用設計の候補に挙がっている。

GEH社はまた、機器供給のみならず、ポーランドの原子力人材育成にも協力する考えで、今年の夏にはポーランド人大学生を対象とした原子力技術訓練の一環として米国での実務研修を提案する計画だ。


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