ロシア 新規立地点にサイト認可

ロシアの連邦環境・技術・原子力監督庁(ROSTEKHANADZOR)は1月25日、モスクワの東約400キロメートルに位置するニジニ・ノブゴロド州ナバシノ地区を原子力発電所の建設サイトとする認可を、同国の民生用原子力発電会社であるロスエネルゴアトム社に発給した。

FSや公聴会を含めた同サイトでの準備作業は2008年、原子炉建設への投資に関する意志表明書にロスエネルゴアトム社と地元州政府が署名したのを契機に始まっていた。

サイト認可は5年間有効で、限定的なエンジニアリング作業の実施が可能。ロスエネルゴアトム社は今後、ノボボロネジ原子力発電所・2期工事で建設中のAES2006シリーズのVVER(117万kWのロシア型PWR)と同型の原子炉をナバシノ地区で2基、設計・建設する認可の取得に向けて、インフラ建屋や関係構造物、エンジニア用居留地などに関する綿密なエンジニアリング調査の結果を2012年までに原子力監督庁に提出する計画だ。

1、2号機の完成はそれぞれ、2019年と22年に予定している。


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