研究炉の利用促進目指す 原子力機構 ポーランド研と協定

日本原子力研究開発機構はこのほど、ポーランド原子力研究所と、研究開発協力のための取り決めを締結した。機構のJMTRとポーランド側の研究炉「MARIA」との連携を図り、研究炉の運転管理や照射技術に関する情報交換、相互の利用促進を目指すもの。

原子力機構では、11年度からのJMTR再開を見据え、欧米の主要な研究炉と協力し、アジアの中核試験研究炉として、国際的に活用される研究基盤構築を目指し、各国研究炉の利用機能の相互補完などを進めている。一方、ポーランドでは、原子力発電導入が計画されていることから、照射技術開発や人材育成が急務となっており、両国機関が所有する研究炉の利用促進を図ることとなったもの。


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