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米規制委のSTP計画審査 「環境影響なし」と裁定米原子力規制委員会(NRC)は2日、建設・運転一括認可(COL)審査中のサウステキサス・プロジェクト(STP)3、4号機建設計画に関する環境影響声明書(EIS)最終版を発行し、「COLの発給を妨げるような環境影響は認められない」と結論づけた。 COL発給はEIS最終版と安全評価報告書(SER)最終版、および5人のNRC委員の裁定に基づいて下されることから、発給決定に向けて計画は大きく前進したことになる。 NRCは2007年9月、NINA社(NRGエナジー社88%と東芝12%との合弁事業体)から135万kWのABWR2基の建設を想定したCOL申請を受領した。4段階の作業で構成されるEIS最終版の作成に際し、NRCは08年に公聴会を開催した後、得られたコメントを斟酌して昨年3月にドラフトEISを発行。同年5月には追加の公聴会を実施して同EIS案を加筆修正していた。 一方、COLの安全審査はSER最終版発行に至る6段階の作業で構成される。予備的なSERをNRCの原子炉安全諮問委員会(ACRS)が審査し、ドラフトSERの作成・修正を経て最終版の発行という段取り。NRCはACRSからの勧告を盛り込んだ最終SERの発行に向け、今後も作業を継続する。 NINA社では2012年にCOLを取得し、16年以降の運転開始を予定。同計画には東京電力も、米政府の融資保証適用を条件に出資を約束している。 |
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