中国 田湾5、6のEPC契約締結

中国核工業集団公司(CNNC)は2月27日、下部組織の江蘇核電有限公司(JNPC)が田湾原子力発電所5、6号機のEPC(設計・調達・建設)契約を中国核電工程有限公司(CNPE)と締結したことを明らかにした。

田湾発電所では、100万kWのロシア型PWR(VVER)である1、2号機が稼働中のほか、同3、4号機も同じ100万kW級VVERを導入することでJNPCが昨年11月にロシアのアトムストロイエクスポルト(ASE)社と契約済み。

5、6号機の炉型については、国産・第2世代改良型PWRの100万kW級CP1000(これまで「CNP」と呼称)になる予定で、2009年に国家発展改革委員会から準備作業の実施が承認されていた。CNPEはCNNCの子会社として、発電所建設の初期計画や評価、コンサルティング、設計エンジニアリング、環境評価、資機材調達、主契約等を担当。田湾5、6号機建設計画ではプロジェクト・コントラクターの位置付けとなる。

なお、田湾発電所では8号機まで建設が予定されており、すでに炉心の位置も決定。政府の技術路線戦略に基づき、今後4年以内に7、8号機の炉型が決定されることになる。


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