カザフスタン 原子力エキスポ2011開催へ

カザフスタン政府と同国の総合原子力企業であるカザトムプロム社は今月29日から31日まで、同国最大の原子力展示会と原子力会議である「カザトムエキスポ2011」を首都アスタナで開催する。

同国は2009年に1万4000トンの天然ウランを生産して、初めて世界第1位のウラン生産国となった。現在はその豊富なウラン資源を活用してウラン採掘から転換、濃縮、燃料集合体生産まで垂直統合した燃料サイクル施設コンビナートの開発を検討中。こうした実績や原子力産業開発における莫大なポテンシャルを背景に、世界の原子力産業界でも次第にプレゼンスを高めつつある。

昨年5月の第1回目に続き第2回目となるカザトムエキスポ2011では、世界でも最先端の原子力技術を展示。原子力機器や計測機器、サイクル技術のみならず、放射性同位体や放射線防護、環境モニタリングシステム、先進的な人材訓練、発電所建設計画のプロジェクト管理、廃止措置、核科学、ナノ・テクノロジーまで幅広い分野を網羅する。

重要イベントとなる「国際会議」では、今日の原子力発電の方法論や技術・環境、および社会的な側面についてCIS諸国その他の政府、非政府組織の代表が登壇して議論。一番の呼び物はカザフにおける原子力発電所の建設計画で、サイト選定やFS活動について披露される予定だ。

詳細・問い合わせは http://www.powerexpo.kz/ru/1-kaz-atomまで。


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