東電・福島第一 100分の1程度が放出 全放射能量の概略試算

東京電力は12日、事故を起した福島第一原子力発電所1〜6号機の、事故時と1か月後の全放射能量の概略評価結果を発表した。

発表では、1〜6号機の各炉心、使用済み燃料プールごとに、希ガス、ヨウ素などのハロゲン、その他の核分裂生成物(ストロンチウム、セシウムなど)別に評価している。

1〜6号機の合計放射能量は、事故発生の11日時点では計7億2000万テラベクレル、1か月後の4月11日時点では1億5000万テラベクレルに減少している。

特に損傷の激しい1〜3号機の炉心放射能量は、各号機とも事故時のほぼ10分の1にまで減衰している。

原子力安全・保安院や原子力安全委員会が試算している放出された放射能量は、当初あった放射能量の約100分の1程度に相当する。


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