事故調査・検証委が初会合 法規制など4チーム設置

畑村洋太郎・東京大学名誉教授が委員長を務める「東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会」は7日、都内で初会合(=写真)を開催した。

9名の委員のほか、事務局長として小川新二・最高検検事、技術顧問として安部誠治・関西大学教授と淵上正朗・コマツ取締役が出席した。菅首相も出席し、冒頭で「政府から独立してしっかり判断してほしい」と言及した。

同委員会では、「事故原因等調査」、「被害拡大防止対策等検証」、「法規制のあり方の検討」、「社会システム等検証」の4つの作業チームを設置し、12月頃に中間報告、来年夏までに最終報告を取りまとめる。海外への情報提供も行っていく。

畑村委員長は委員会後の記者会見で、今月中にも現地を視察し、地震や津波で電源を失ったケースの再現実験を行いたいと意欲を示した。


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