[原子力産業新聞] 2011年6月30日 第2580号 ＜4面＞

法務省　原子力災害風評による差別防止

原子力災害に伴う風評被害は、人に対する偏見・差別にも拡大し、社会問題となっているが、法務省では、東日本大震災による風評を巡り、チラシやいっこく堂さんの腹話術による映像メッセージを作成し、人権侵害防止を呼びかけている。

いっこく堂さんの映像メッセージは、同省の人権啓発デジタルコンテンツシリーズの１つで、震災で避難してきた転校生「カンちゃん」が学校でいじめられるという話により、「根拠のない思い込みや偏見で差別することは人権侵害につながる」というメッセージを発信するとともに、人権侵害に関する相談を、最寄りの法務局で受け付けていることをＰＲしている。

映像メッセージは、動画配信サイトの法務省チャンネル（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｙｏｕｔｕｂｅ．ｃｏｍ／ＭＯＪｃｈａｎｎｅｌ）で見ることができる。

お問い合わせは、情報・コミュニケーション部（03-6812-7103）まで