英国 オールドベリー1の運転を延長

英国原子力デコミッショニング機構(NDA)は6月22日、同月末に閉鎖予定だったオールドベリー原子力発電所1号機(GCR、23万kW)の運転をさらに1年半延長し、2012年末までとすると発表した。同炉は現在、世界で稼働する炉の中で最も古く、1967年の運開後、43年間稼働している。

同炉の運転期間が延長されるのは今回で3度目。当初は2号機とともに2008年末に閉鎖予定だったが、当時の英国経済の状況変化にともない電気料金も上昇したため、安全性を改善し、運転期間を2年間延長した。

今年になると、同発電所を管理するマグノックス・ノース社が両炉の閉鎖期日をさらに6か月延長して6月末までとする計画を発表、2号機については予定通り6月末で閉鎖となった。

運転の延長を決めるにあたり、マグノックス社は英原子力規制機関が発電所の安全審査で使用する「定期安全レビュー」を評価するなど、安全性の審査を実施。その他の側面の審査については、規制当局が環境庁および民生原子力安全防護室とともに監督したとしている。


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