東京電力福島第一 セシウム吸着装置「サリー」追設

東京電力は、福島第一原子力発電所の高濃度放射性滞留水の処理システムについて、第2セシウム吸着装置「サリー」を追設し、1日より通水試験を開始している。新装置は、東芝、米国・ショー社製で、既設の米国・キュリオン社製のセシウム吸着装置より、シンプルな構造となっている。

今回の追加設備は、放射性物質処理システムの一環となるセシウム吸着装置で、既設のセシウム吸着装置やフランス・AREVA社の除染装置との組み合わせ運転の他、各装置ごとの単独運転も可能だ。

原子力安全・保安院への定期報告によると、滞留水の9日までの累積処理量は、4万2000立方メートルに達した。


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