坂田東一氏がウクライナ大使に 豊富な原子力外交経験に期待が

政府は8月26日の閣議で、26人の大使人事を決定した。

そのうち、元文部科学事務次官の坂田東一氏が駐ウクライナ大使に就任する。9月1日付けで発令。

坂田氏は、東京大学院機械工学修士課程修了後、旧科学技術庁に入庁。85年から駐米日本大使館に一等書記官として赴任していたとき、日米原子力協力協定の改訂交渉や、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故発生で、米政府からの情報収集などに奔走、帰国後は、核燃料課長などを務めた。

01年の省庁再編で文部科学省となってからは、03年に研究開発局長、05年に理化学研究所理事、07年文科省にもどってからは官房長、文部科学審議官、09年に旧科技庁出身としては2人目の事務次官に就任。同年9月の民主党政権発足時には、新たな行政運営体制の確立に尽力した。10年9月から同省顧問となる。

同氏は趣味の世界遺産巡りでも多くの国を訪れている。


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